お台場・横浜と観光地が並ぶ東京湾ですが、その東京湾を一周できることをご存じでしょうか。
今回は毎日の仕事に嫌気がさしたものの1日しか休みがとれず、少しでも旅行気分を楽しもうと思いたった小旅行記です。
半日とはいえ綺麗な海・燦々と照り付ける太陽・フェリー乗船など都会から離れた場所で初めての東京湾横断が出来て濃厚な半日となりました。
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まずは東京駅からスタートします。
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東京駅 8:01発の総武線快速に乗ってひとまず木更津を目指します。
東京駅を出発すると新小岩や西船橋などを経由し約1時間半で木更津駅に到着します。
木更津駅が近づくにつれて乗客数も少なくなり、木更津駅に着いた時には1両あたり10人程度しか乗っていませんでした。
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木更津駅からは内房線に乗り換えて浜金谷駅を目指します。
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この日乗った木更津駅 9:31発の内房線は上総一ノ宮行きのワンマン電車 2両編成
ここから乗車する人は多くないだろうと高を括っていたら座席の8割が埋まるほどの乗車率。
平日に訪れたので周辺住民の日常生活の要となる電車なんだと実感しました。
JR内房線・浜金谷駅に到着
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車窓からも海が見え始めた10:11に浜金谷駅に到着しました。
線路が単線のため途中駅で対向電車の通過待ち合わせなどもありましたが時刻通り到着。
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電車は上総一ノ宮を目指して再び発車していきます。
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駅のホームはこんな感じ。
東京では見られない緑豊かで開放的な景色に癒されます。
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ホーム上には観光案内もあってなんだか懐かしさを感じる地方駅。
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浜金谷駅の時刻表をみると1時間に1本電車があるので乗り過ごしてもなんとかなりそうです。
以前、鹿児島に行ったときに3時間に1本のバス停に訪れたことがあるので1時間に1本あると安心します。
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運賃表も山手線内同一料金となっていて東京から遠い場所まで来たんだなと実感できます。
券売機も1台撤去されています。もともとは特急券の券売機だったのでしょうか?
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浜金谷駅舎はノスタルジックな印象を受ける木造の駅舎。
海が近いからか水色の外観となっていて夏に訪れると山の緑と相まって爽やかな感じになります。
東京湾とは思えない透明度
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駅から徒歩5分で海に出ます。
海岸は砂浜でゴミが多い印象を受けました。
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砂浜のゴミが残念なところでしたが、防波堤を進み海を見てみると驚きです。
東京湾とは思えないくらいの透明度で海底まで見通すことが出来ます。
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所によっては小魚の大群も見られ、無料の水族館を体験できました。
黄金アジフライを求め、金谷食堂へ
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海岸線を金谷港に向けて歩き、本日の昼食を取ります。
金谷港前にある「金谷食堂」で昼食を食べました。
ここのアジフライは「黄金アジフライ」と名乗るほどに有名のようです。
この日は平日だったので混雑はありませんでしたが、休日となると店外に並ぶほどの人気があるのだとか。
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金谷食堂で一番人気のアジフライ定食 税込1,650円
この日は味の他にキンメダイとメバルのフライもいただけました。
メバルは歯ごたえがありプリプリした触感を楽しめました。
キンメダイはやはり味が濃く、ソースを掛けなくても食べられるほど。
特出したのはアジフライ
スーパーで売られているアジフライの2倍の厚みで、フッカフカの触感。
これは今まで食べたことのないアジフライです。
これを食べにまた来たいと思えるくらい、今までのアジフライの印象を覆すアジフライ、
まさに黄金と言っても言い過ぎではないものでした。
税込1,650円は昼食代として高いと感じましたが、
食べたことのないアジフライを堪能できたのでこれも思い出の対価としては相応な価格だと思いました。
東京湾フェリーで東京湾を横断
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東京湾を一周するためには船に乗らねばなりません。
そこで登場するのが東京湾フェリーです。
千葉県の浜金谷と神奈川県の久里浜を結ぶ片道40分のフェリー航路です。
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フェリーなのでバイク・自動車も運搬できます。
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本日の運行ダイヤも掲示されています。
時期によっては時刻表が異なるので利用する時には事前確認しておくと良いです。
フェーリー出航まで周辺散策
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フェリー出航まで時間があるため周辺を散策しました。
プロポーズにふさわしいロマンチックなスポットとして認定されているようで、フェリーターミナル駐車場には「恋人の聖地」というスポットがありました。
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恋人の聖地から東京湾を望むと遠くに三浦半島が見えます。
写真右奥の方向が横浜方面です。
海も透明で都会からも離れた島時間を気軽に体感できるようなスポットです。
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フェリー出航時刻も近づいてきたので切符を購入します。
大人片道900円と割高感はありますが、東京湾横断という普段できない経験が出来ます。
他にも遊覧切符もあり対岸港への下船はできない代わりに1,150円で往復することもできます。
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切符を購入したら改札口でフェリーを待ちます。
この日は平日でしたが、家族連れも何組かいました。
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改札口にはフェリーの発着時刻の他、乗り継ぎの電車・バスの時刻表も掲示されていました。
フェリー・電車・バスともに降りてから移動時間を考慮した時刻表になっていて到着してからの待ち時間も少なくなるように配慮されていました。
東京湾フェリーに乗船
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フェリーに乗船するとまず広がるのがバイク置き場?です。
この日は自動車もバイクも台数が少なかったため置かれていませんが、多い時にはバイクもここに置いて東京湾横断できるようです。
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脇の通路には下船口の案内もあります。
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通路の先にはゴルフバックスペースもありました。
ゴルファーはフェリーを使ってゴルフをやりに行くのでしょうか?
それにしても車にゴルフバック載せてたらこのスペースは要らないような?…
とも思いましたが、徒歩ゴルファーに向けた設備も十分にありました。
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東京湾フェリーではかなや丸としらはま丸の2隻を運行しています。
今回乗船したのはかなや丸です。
どちらも旅客定員などは一緒ですがかなや丸の方が総トン数が若干大きくなっています。
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船内で旅客が休める場所は船内2ヶ所・船外1ヶ所です。
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船内には自動販売機も設置され、トイレも綺麗に清掃されていて快適に過ごすことが出来ます。
また、売店も併設されていて船内でしか購入できないような商品も販売されていました。
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船内には座席も十分に配置されていてゆっくりと久里浜までの航路を楽しめます。
席は自由席なので開いている席でひと休憩できました。
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船外に出てみるとバーカウンターのような部分もありました。
納涼船としても運行していることがあるようです。
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船外にも簡易のテーブル・イスが用意されているためここでも座っていくことができます。
しかしこの日は曇り予報を大きく覆すほどの晴天で炎天下の中座っている人はいませんでした。
定刻通り東京湾フェリー出航!
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人や車の積み込みが終わり出航の時刻となると定刻通り12:20に金谷港を出発しました。
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途中、カモメも出航を祝ってくれるのか船に付いて来てくれます。
なんとも癒される光景かと思いましたが、船尾でお客さんがかっぱえびせんをあげていました。
なるほど、
出航に合わせて船の周りを飛ぶことで食料を調達することを覚えた頭の良いカモメでした。
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フェリーも金谷港を離れ東京湾内に進みます。
山と海が並ぶ日本ならではな感じの海岸線も見えます。
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船尾からはどんどん離れていく金谷港を見ることが出来ました。
この日は波も穏やかだったので船の揺れも少なく快適に過ごせました。
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船上は照り付ける太陽によって都会と同じような暑さだったので船内の座席に逃げ込みました。
座席でウトウトしているとすでに出航から30分が経過していたところで、久里浜港も目前に迫っていました。
久里浜港到着から乗り継ぎのバスは5分後に出発するので、観光するなら1本見送る必要があります。また、下船をゆっくりしていると乗り過ごしてしまう可能性もあるので気を付けてください。
京急バスで京急久里浜駅へ移動
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久里浜港に下船してターミナル前のバス停に行ってみるとバスが到着したばかりでした。
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バスに乗り込み久里浜駅を目指します。
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ここでやっとかなや丸の全景をとらえることが出来ました。
フェリーの写真を撮り忘れていてこの写真しかありません。
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バスに乗ること20分、久里浜駅に到着しました。
久里浜駅と言ってもここは京急久里浜駅です。
京急バスのためJR久里浜駅には行かず、京急久里浜駅が終点です。
この日はのんびりホリデーSuicaパスを使っていたので京急線ではなくJRで帰ります。
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JR久里浜駅は京急久里浜駅から徒歩約5分
ここで徒歩5分とは言え京急バスがJR久里浜駅に行かない所を見ると、JRと京急の会社競争を感じられます。
JR久里浜駅に到着
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歩くこと5分でJR久里浜駅に到着しました。
途中、信号機のない横断歩道では車に道を譲られ、久里浜のドライバーさんはマナーの良い方が多いと感じました。
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ここからは横須賀線に乗って東京駅へ帰ります。
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JR久里浜駅13:44発 成田空港行き
JR東京駅 15:03着予定
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11両編成で久里浜から出発し途中で4両連結して15両となって東京に戻り東京湾一周の小旅行を終えました。
東京湾を一周すると都会と田舎の両方を体感できる
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半日で東京 → 浜金谷 → 金谷港 → 久里浜港 → 久里浜 → 東京
と東京湾を一周する小旅行をしました。
千葉県では木更津周辺から南に行くに連れて、のどかな田畑と海を見られ、
金谷では黄金アジフライと東京湾フェリーに乗ることが出来ました。
久里浜港にはスーパー銭湯なるものがあったので今度は逆回りをしながら久里浜観光したいと思います。
のんびりホリデーSuicaパスを使用
今回は電車移動が多いので切符代を安くさせるため、のんびりホリデーSuicaパスを利用しました。
都内近郊1日乗り放題で大人2,670円
通常であれば
東京 → 浜金谷 1,980円
久里浜 → 東京 1,265円 合計で3,245円ですが、
のんびりホリデーSuicaパスは都内近郊1日乗り放題で大人2,670円と安く利用することが出来ます。
ただし、君津 → 浜金谷 は区間外なので差額分506円が徴収されてしまいます。
ですので、今回支払額は2,670円+506円=3,176円と格段に安くなるわけではありませんが少しでも安くするためにのんびりホリデーSuicaパスを利用しました。
久里浜駅ホームは狭い?
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JR久里浜駅では電車とホームの間隔が大きく、足元に注意しないと落ちてしまうのでお気を付けください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
皆さんも近いけど意外と大きい東京湾の観光をお楽しみください。
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