【ガスシリンダー交換】Amazonで購入したカンターチェアを自分で修理してみた

DIY
  • オフィスチェアの高さが下がったまま
  • 子供の体重が軽くて椅子が下げられない
  • 座面を下げても足が床につかなくて困る

イスが故障してしまったり、座りづらいまま使い続けると思わぬ事故にもつながってしまいます。

この記事では壁掛テレビ台や壁面収納棚などを自作してきたDIY歴15年のがじょろが昇降式のイスに取り付けられているガスシリンダーの交換方法について解説します。

ガスシリンダーはハンマーで叩くだけで簡単に交換することができます。

イス自体を交換すると費用が掛かるため、少しでも費用を押さえたいという人におススメです。

お財布にやさしく、今後も快適に過ごせるためにガスシリンダー交換をやってみましょう。

椅子の昇降機能とは

オフィスチェアなどの椅子にはガスの圧力で座面高を変えられ、利用する人の体格に合わせる昇降機能が付いています。

レバー操作で簡単に高さを調整できるので、今では一般的な機能です。

しかし、ガスの圧力も年数とともに抜けてしまうため、時には故障してしまうことがあります。

レバーを操作しても座面の高さが変わらない場合は、ガスが抜けてしまった状態なので修理が必要です。

そんな時は価格的にも作業性も良いガスシリンダーの交換が一般的です。

ガスシリンダーのDIY交換費

ガス圧式の昇降機能タイプであれば、比較的簡単にガスシリンダーを交換することができます

ただし、シリンダーの長さや太さはオフィスチェアのメーカーにより異なるため、確認してから部品の注文をしましょう。

オフィスチェアメーカーの専用シリンダーを交換する場合、メーカーによってはシリンダー1つで10,000円以上するものもあります。

価格を押さえたいのであれば通販サイトで販売されている汎用性シリンダーがオススメです。

汎用性シリンダー3,000円程度で販売されており、5,000円程度まで範囲を広げると中等品を購入することもできます。

シリンダーの種類

ガスシリンダーも一般的なシリンダーのほか、いくつか種類があります。

椅子を利用する人が決まっている場合は、次のようなシリンダーも考えてみるとより使いやすくなります。

  • 交換用:一般的なガスシリンダー
  • 低座面用:子供でも脚のかかとが床に着くように座面を低くすることができるシリンダー
  • 低ガス圧軽い体重(30kg程度)でも昇降可能になるシリンダー

用意する道具

ガスシリンダーを交換するにあたって用意する道具を紹介します。

  • シリンダーの直径と長さが合っている交換用シリンダー
  • ゴムハンマーよりも強力な鉄ハンマー
  • 叩いたときに傷つかないようにするための当て木
  • 床を保護するためのダンボールまたは敷物
  • ケガ予防のための軍手
  • シリンダーが外れにくいときの潤滑スプレー

今回購入したシリンダー

現在使用している椅子はカウンターキッチンに合わせて購入したカウンターチェアです。

一般的な椅子とは高さが異なるため交換用ガスシリンダーの購入には少し苦労しました。

交換用のガスシリンダーとして選んだのはAmazonの10インチロングストロークシリンダー(約5,000円)です。

カウンターチェア1脚が10,000円程度するため、特殊なシリンダーではありますが椅子を買うよりも安く交換できます。

作業時の注意点

ガスシリンダー交換時には次の点に注意してください。

  • シリンダーや椅子自体が壊れる恐れがあるため、無理に力を入れ過ぎない
  • ケガ防止のため軍手を着用
  • 作業はダンボールなどの上で行い、床や壁を傷つけない
  • パーツの向きや取付順の間違い防止のため、手順ごとに写真を残して元に戻せるようにする
  • 可能であれば2人以上で作業

以上の点を踏まえて1つずつ作業していけば誰でも交換可能です。

椅子の構造

椅子の構造についても簡単に紹介します。

  • ガスシリンダーは座面と脚部にはめ込まれている
  • 体重を支えるためにフレームにしっかりと挿入されている

ガスシリンダーの取り外しには高度な技術などは不要です。

ただし、体重を支えるためにしっかりとはめ込まれているため、取り外しに苦労する場合があります。

作業の心得

作業に入る前に、ガスシリンダーのようにしっかりとはめ込まれているものを取り外す際の心得についても紹介します。

月寅次郎さんが運営しているブログ月寅次郎のなんでもDIYにその心得が掲載されています。
解説図もありとても分かりやすいので作業前に読むとコツがわかります。

圧入パーツ「叩き出しの3原則」

  1. 真っ直ぐ叩く
  2. 衝撃を与える
  3. パーツ側を叩く
オフィスチェアのガスシリンダー交換・外し方 (modama.net)

真っ直ぐ叩く

ガスシリンダーが抜ける方向に向かって真っすぐ力を加えます。

斜めに力が加わるとフレームに引っ掛かりうまく抜けません。

また、フレームが歪む原因ともなるため真っ直ぐ叩く必要があります。

衝撃を与える

取り外すときには「パーン!」というイメージのように瞬間的な力が必要です。

グリグリするような時間をかけた力では力が分散して抜けません。

叩ききるようなイメージでシリンダーに力を加えましょう。

パーツ側を叩く

椅子のフレームではなく、交換するガスシリンダー自体を叩くことです。

椅子のフレームは今後も使用するため、叩いて変形するとまた問題が生まれてしまいます。

交換部品は廃棄するため、壊れても問題ありませんのでガスシリンダーを叩くようにします。

作業手順

それでは実際にシリンダー交換作業を始めます。

交換作業のため養生シートの上で作業します。

底面を確認すると中央部分にシリンダーが確認できます。

底面は不自由なく叩いてシリンダーを取り外せます。

問題は座面部分です。

座面部分を取り外すと中央に小さなオレンジボタンがあります。
その周りに見える金属部分を叩いてシリンダーを抜きます。

この部分はハンマーで直接叩くことができないのでL型クランプを当て木として叩きました

写真ではすでに外れてしまっていますが、
シリンダー部分にクランプを当てながらクランプの頭を数回叩くと外れました。

取り外しと逆の手順で取り付けていきます。

この際はまだ軽く差し込む程度で問題ありません。

底面と座面部分が差し込めたら再度当て木をして叩きます。

大きく叩かなくても座面設置後に人が座ることではめ込まれるため、外れない程度でよいと思います。

座面を元に戻したらガスシリンダーの交換は完了です。

まとめ

ガスシリンダーの交換は意外と簡単にできました。

交換作業をするうえで重要なポイントは次の通りです。

  • 交換用シリンダーのサイズをしっかりと測って合うものを準備する
  • 叩き出しの三原則に基づいて叩く

この2点に気を付けるだけで簡単に交換が可能です。

また、交換したガスシリンダーは自治体によっては燃えないゴミとして廃棄できますので、処分にも困りません。

今回のDIYは椅子1脚を購入するより半額以下で修理することができました

ガスシリンダーの故障で困ったときの参考になれば幸いです。

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